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寄り添う離れない

思っていたのだが

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思っていたのだが


生まれた時からジュリアスが、王家と関わりのある何れかの貴族の家に贈られるかもしれな事を、ゼロは承知していた。
その為、当初から手放す覚悟はしていたが、幸いにしてその頃新たに血統馬を与えられるに該当する者が居なかった為優纖美容、親馬の所有者である母ザビーネに今後の処遇を決めることが許される事になり安堵していた。
だがそんな矢先、王城から帰宅するなり母より衝撃的な言葉が突き付けられたのだ。

『パウリンに見えたの。ジュリアスは私の後を継ぐ事になる娘に贈る事にするわ』

出来る事ならば手放したくは無いと思いながらも、母の持つ力を認めて来ていた自分にとって、パウリンの定めに抗えるはずも無く皇室纖形 旺角、結局は言われるがままにジュリアスを手放す事になったのは7年前の事。
当時10歳だといっていた娘が、このローレライであると言う事は現状況とエルの話からして疑う余地は無かった。
手放せばきっと、もう一生会う事は叶わないだろうと思っていたのだが、ジュリアスとの思いがけぬ再会に心は躍った。
不思議な運命の巡り合わせは嬉しい誤算だったが、その為にやりたくもない世話まで焼かなければならない状況にもなってしまったが、現状況下では致し方ない面もある。
最初は鬱陶しい事この上ないと思っていたこのローレライとの関わりもDream beauty pro 脫毛、最近では不思議とその状況にも慣れて来たのか左程気にならなくなって来ていた。
今までは女と言う存在を認識しただけで口を利く事すら煩わしく思え、反吐を吐きたくなる程の嫌悪感を抱いていたと言うのに、如何言う訳かこの娘にだけは、それ程強い煙たさを感じる事が無かった。
その事に最初は戸惑いすら覚えていたが、異質としか言いようのない娘の持つ感性と周囲の状況に気付いた時、ゼロはローレライの内に秘めたる力、おそらくはパウリンを手にする者と言う事に何らかの関係があるのかもしれないと漠然と思うようになっていた。
やっとの事で自らの中に納得が出来る要素を見つける事が出来てからは、ローレライとの関係性も柔軟になって来ていると最近では思っていたのだが、急に俯き言葉少なになってしまったローレライの姿に、やはり女は難しいものだと感じていた。
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